脱走するにゃ!子猫のテンちゃん。
子猫のテンちゃんはお腹に虫が居ることがわかり治療で隔離中。
コクシジウムが居なくなるまで犬も居るので接触させられません。
でも元気なのでケージの中で騒いでます。
まだダメダメ。
元の飼い主さんがテンちゃんのことを少し活発な子と言ってましたが、少しじゃなくて、かなり活発です。
出られそうなところを見つけたようです。
コラッ!
本気ですね。
日に日に活発になってどこかスキを見つけてケージから逃げようと必死です。
危なそうだったらフタをするので頑張ってもムダなんですけどね。
驚く速さ。子猫の成長スピード。
テンちゃんは、前日までフェンスによじ登ろうとしては、身体を支えられずに落ちていました。
天井は開いているので外に出ようと必死に何度も登って来ます。
この日はついに天井付近まで登ってきていました。
登ってきてはボテっ!と落ちていたのですが、子猫でもさすがに猫は猫。
身体をひねって着地できるようになりました。身のこなしが犬とはまるで違います。
フェンスの上まで登って外に出られることがわかったので、あっという間に登ってくるようになりました。
コレでは隔離している意味が無いので、天井もフェンスで覆って完全に檻にしました。
すると今度は天井のフェンスにぶら下がってダセダセという意味でニャーニャー鳴き続けます。
まだお腹の虫が居なくなっているわけもないので出してあげられません。
先住猫、先住犬が居る場合の保護は慎重に。
テンちゃんは、フワフワして可愛いので抱いて触りたいのですが、糞に含まれているであろうコクシジウムの感染細胞がテンちゃんの身体に付いているでしょう。
それが服や手につき間違って、先住犬のココ姉ちゃんに伝染りでもしたら大変なので私ももう少し触らないように世話をして辛抱です。
勉強不足で、このようなことになるという想定はしていませんでした。
同じ家の中で隔離するというのは、なかなか大変なことです。
糞便に感染源があるので、ただちに処分しなければいけない。
トイレに流したら、トイレをスチーム洗浄しなければいけない。
テンちゃんを触ったら必ず手を洗わなければいけない。
ゴハンを食べた食器は熱湯消毒しなければいけない。
まだまだ神経質になれはキリがありません。
人間には感染しない。
成犬にもほぼ感染しない。
というものなので、かかりつけの先生が例えるには、『どこに居るかわからない見えないインフルエンザと戦っている状態』だとか。
しかし、糞便からの感染の可能性を低くして置かなければ、口からまた入りサイクルしてしまい子猫本人の身体の中からがいつまでたってもこのコクシジウムが消えません。
抗生物質の力を借りて腸内の状態を良くすることで、コクシジウムが住めない環境にしてやれば自然と体外に出て行くそうです。
薬が菌を殺すのではなく、子猫の身体を強くして菌を追い出す。
という理屈なのです。
その子、その子の身体が強いか弱いかで治りが変わってくるのでしょうね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。